愛しのセンターほくろさん

「センターほくろさん」とは⏩岡本圭人の胸部中心に存在するホクロのことである。ご挨拶できることは稀。レアキャラなのだ。

君がいなくなった世界と私がいなくなった世界

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すごく話したかったはなしだったのに、なんだかんだで書くタイミングを失って時代遅れになってしまった。SMAPの話題に触れたかったのだけど時代はベッキーを過ぎ狩野を過ぎすでに清原も裁判が始まりなんならベッキーは戻ってきた。


1月から下書きしてあって、かなり時間が経ってしまったけど、最近はほぼ本のはなしだったから、一応完成させて更新する。




以前に記事でも書いた通り、私はオタクという文化や人種、オタクをしている自分が大好きだ。

しかしそのオタク業は、ひとりではできない。オタクをする対象があってこそのオタクだからだ。

オタクをするほどの、対象。それほどの対象が、いつか、消えてしまったら。

JUMPが9人になったその日から、私はずっと思っている。

それはオタクが常に抱えている不安ではないだろうか。私はジャニーズオタク、しかも岡本圭人ただひとりのオタクしかしていない。だから今回はその限られた枠のオタク話になるわけだけど。

ジャニーズJr.の突然の解雇や退所は昔からよくある話だ。実際にデビュー後のジャニタレは「あのとき辞めようと思った」エピソードをほぼ持っている。オタクがそれを知るのは、既に話が解決した後だ。そのとき決意をしないでくれてありがとう、そう感謝しながら、辞めようと思ったエピソードを知る。

テレビ、雑誌、コンサート…。彼らの情報を得る手段は様々だが、私たちが目にするその情報のほとんどは、リアルタイムではない。それがオタクのつらいところ。

最近、KAT-TUNから田口くんが脱退したけれど、ああやって前もっていなくなってしまうのとを知ることができるのはあの事務所ではラッキーだと思う。Jr.はたいていがTwitterの事後報告だから。

なにも知らない、なにも知ることができない。全て昔話。常に彼らは私たちの1歩前にいる。時間のずれが距離と無力感を感じさせる。

オタクができることは、「応援するかしないか」その選択しかない。※ここでの「応援」には、気持ちだけでなく商品を買う・コンサートに行く・テレビを見るなどのオタ活を含む


SMAPの件で、私はそう思った。

ファンがなにを思ってもなにをしても、思いが届くことは本当にごく稀で、あとはどうにもならない。真実を知ることすらできない私たちには、なにも影響力がない。ただその場に残るか残らないか、その選択肢しかない。そして、あとから聞かされる真実に、そうだったんだねと言うだけ。

相手が「一般人に戻る」ことにより強制的にファンを辞めさせられるか、それとも自分が先にファンを辞めるか。

彼のいなくなった世界で生きるのか、自分が先にその世界から出るか。

私は、自分で決意するよりも、されるほうがつらい。

圭人くんのいなくなった世界に取り残されるなんて、耐えられない。別にリア恋ではないけど、そのくらい私の価値観や生活が侵食されている。彼がいなくても生きていけるけど、きっととてもつまらないし、立ち直るまでに時間がかかりすぎる。彼ひとりの損失は過去の記憶も私という人間も捲き込んでの損失になる。そのときの喪失感を想像しただけで胸が苦しくなる。

でも今のところ取り残されないための先回りはできそうもないから、今日もジャニーズでいてくれること、今日も息をしてくれていることに感謝をして生きるしかない。


もしも、圭人くんが辞めてしまったら。
もしも、JUMPが解散してしまったら。

圭人くんは、辞めないと思うけど。
ああいう世界でしか生きられない。

(私は圭人くんが留学してしまわないかずっと心配している。)



この距離感やもどかしさ、儚さを含めて「商品」なんだろうな。


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