もしも岡本圭人が桃太郎だったら
むかしむかし、あるところに、光おじいさんと薮おばあさんが住んでいました。
光おじいさんは山へ芝刈りに、薮おばあさんは川へ洗濯に行きました。
薮おばあさんが川で洗濯をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。薮おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。
そして、光おじいさんと薮おばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと、中から元気の良い岡本圭人が飛び出してきました。
「なんだよ圭人かよ」と光おじいさんは言いました。桃から生まれた岡本圭人を、光おじいさんと薮おばあさんは桃太郎と名付けました。
桃太郎はスクスク育って、首は座りませんでしたが天使のような男の子になりました。
そしてある日、光おじいさんは「イギリスへ行って、わるい鬼を退治してきなさい」と言いました。
「えぇームリムリ!鬼とかむっちゃ怖いじゃん!だって人食べるんでしょ?!桃太郎びっくりしちゃう!!」
光おじいさんは嫌がる桃太郎を「いいから行け!」と蹴り飛ばしました。
そして、薮おばあさんにきび団子を作ってもらうと、イギリスへ出かけました。
旅の途中で、おなかがぐぅぐぅいって困っている雄也イヌに出会いました。
🍑「雄也イヌ、これをお食べ。」
🐶「ありがとう。今日から俺たちは仲間だ。」
🍑「わぁー仲間ってかっこいい!!」
雄也イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおとも(仲間)になりました。
そして、こんどは知念サルに出会いました。
🐵「桃太郎ぉー。おなかへったよぉー。」
🍑「そっかぁー知念おなかへったのかぁーいいよいいよーこれ食べなぁー」
桃太郎はきび団子をぜんぶあげて、ひらすら知念サルを可愛がりました。
そしてこんどは、キジに出会うはずでしたが、じゃんぷにキジコスプレをしたひとがいなかったので省きます。
こうして、雄也イヌ、知念サルを仲間にした桃太郎は、ついにイギリスへやってきました。
イギリスでは、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。
「えぇー無理だよぉー桃太郎ぜったいやられるから!あいつとかやばいじゃん!」
桃太郎は文句をたくさん言いました。
雄也イヌは、ごくせんモードで「俺がやってくる」と言いました。
「 ほんとにー?でも殴ったらかわいそうだよーやめようよー。」と桃太郎がごねたので、早く帰りたくなった知念サルは「僕がいくよ」と言いました。
それを聞いて「知念がいくの?!そんなのだめだよ…。じゃあ俺がんばるよ…。」と桃太郎はやっと決意をしました。
桃太郎はそういうと分かっていた知念サルは、がんばってねと微笑みました。
桃太郎は刀をふり回して大あばれしようとしましたが、怖くて泣きました。
「怖いんじゃないよ。頭が痛いんだ。」
そういった桃太郎に母性をくすぐられた鬼の親分は負けてあげました。
桃太郎と雄也イヌと知念サルは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。そして桃太郎はお宝を知念さるにぜんぶあげました。理由は可愛いからです。
そして桃太郎は光おじいさんにしばかれましたとさ。めでたしめでたし。